闘わなきゃLooser!

特技:ジャンルの反復横跳び

トラジャ担のための効率的な「トラジャり方」講座

私は知ってしまった。意外なことに、何かチャレンジしたいことがある場合は「私はこれから○○を頑張ります!」と他の人に宣言しないほうが目標を達成しやすい、ということを。

デレク・シヴァーズ 「目標は人に言わずにおこう」
www.ted.com

↑このTEDの動画で知ったんだけど、かなり前から心理学で研究されてることなんだってね。知らなかった!


さて、ここで考えてみよう。私は以前「Travis Japanのメンバーのように向上心を持って何かに取り組む」という意味の「トラジャる」という言葉を作った。ちなみにこの記事に書いた。(別に読まなくていいよ)
takoyakitabetai.hatenablog.com

オタクの脳みそは単純だから「頑張る」を「トラジャる」に言い換えるだけでやる気が湧いてくるのでは?と思ったのだが、想像以上に多くの共感の声が寄せられてオタクの思考回路の一致を感じた。

そしてこのブログでは「今後私がトラジャりたいこと」についても述べており、「歌の練習」と「語彙力検定を取る」の2点を挙げている。

結論から言おう、まっっっっったく実行……いや、トラジャれていない。語彙力検定については存在すら忘れていた。「トラジャる」の言いだしっぺが何を言っているんだ、というお恥ずかしい話なのだが。


しかし以前私はもう1つトラジャることをブログに書いた。「スポーツジムに通う」ということである。(別に読まなくていいよ)
takoyakitabetai.hatenablog.com

こちらは前者とは反対に楽しく続けられている。一体何が違うのだろうと考えたのだが、ジムの件は「え!?あのインドアで骨の髄まで文化部のアイツが!??ジム行ってんの!???」と周りの人をびっくりさせるために、最初の1ヶ月間はジムに通っていることを黙っていたのだ。このブログも1ヶ月後に書いたものである。
それまではTwitterなどでも一切話題にせず、また友人とご飯に行って「最近何してるの?」と話をふられた時にもぐぬぬぬぬとジムのことは内緒にしていた。

ということを考えると、やはり「実行したいことがある時はお口をミッフィーちゃんにしたほうが成功率が上がる」というのは頷ける話である。
何かトラジャりたいことがある時は「今日は○○をトラジャるよ!」という予告ではなく、達成orそのことが習慣付いてから「今日は○○をトラジャってきたよ!」というように報告という形で周りの人に伝えるのが良い、ということだ。


さてここからはオタクの自分語りだよ!ひゅう!周りに宣言したほうが続ける力になりそうなのに、なぜひっそりとミッフィーちゃんスタイルにしたほうが成功率が上がるのか?ということを自分なりに考えてみました。

いきなりですが、『弱虫ペダル』という自転車ロードレース物の作品をご存知でしょうか。この作品に東堂尽八くんというキャラクターが登場するんですよ。

自称:美形で(いやホントに美形だけど)「せっかくの美形が隠れてしまうではないか!」と顔にかからないようにカチューシャで前髪を上げているキャラクターです。(ワタクシ前髪上げてる人に弱いのでは?)(もしかして:自担)
ちなみにギャーギャーうるさいマイペースなお調子者だけど、強豪自転車競技部の副主将というプライドと冷静さを兼ね備えており、実家は箱根の老舗旅館で好きな食べ物は鯛茶漬け……というしんどさが詰まったキャラクターでございます。

そんな東堂くんはロードレースにおいて、無駄のないペダリングで静かに加速して相手が油断してる間に一気に追い抜く、という戦法をとっています。
本人はこれを
「俺の登りは森さえ眠る だから俺のことを皆は言う ”眠れる森の美形” スリーピングクライムの東堂ってな!!」
と表現しています。……そう、残念なイケメンだ。やっと適切な言葉が出てきた。


なんでジャニオタのみなさまに東堂尽八くんの話をしているのかというと、この東堂くんの「スリーピンククライム」が「誰にも言わずにひっそりとトラジャる」とよく似ててめちゃくちゃ楽しいのですよ。

今でもリア友には一部の人にしかジムに通っていることを話していません。大学でよく顔を合わせる友人たちは、まさか目の前にいるインドア人間がジムに通ってバリバリ筋トレをしているとは思わないでしょう。そして「あれ?もしかしてダイエットしてる?」と気付いた時には私との筋肉量の差に唖然とするのです。(多分)

この、――誰にも言わず音もなく努力をする。それは動きにロスがないから。当然ながら誰も気付かない。気付いた時には―――私は彼方だ!!!
と思わず東堂くんの言葉をもじったセリフを発したくなってしまうほどのスリーピンククライム感が、もうめっっちゃくちゃに楽しいのです。なんだろう、秘めた優越感とでも言うんでしょうか。とにかくすこぶる楽しい。

きっとこの「お口チャック状態」で生まれる楽しさこそが、実行や継続の力になっているんだろうなぁと思いました。
よっしゃ今日からダイエットするぞ!とかって思った時にはつい周囲の人に「ねぇ!今日からダイエットするから!」みたいに喋ってしまいがちですが、1回そこをぐぐぐっと堪えてミッフィーちゃんスタイルにしてみてください。きっとスリーピンククライム的な楽しさが見つかるはずです。

ちなみに実行前にどうしても言いたい場合は、「今日から○○するからもしサボってたら注意して」のような表現をすると効果的だそうですよ。もしあれだったら私注意係(?)やるので声かけてください✋


というわけで、以上トラジャ担のための効率的な「トラジャり方」講座でした。では次回、またどこかでお会いしましょう。ばいばい!!

(なんか少クラのEDみたいな終わり方になってしまった)

おわり