闘わなきゃLooser!

特技:ジャンルの反復横跳び

「推しを語るための語彙力がほしい」の当たり前なアンサー

ご飯を作っている時に突然「当たり前」なことに気付いたのでそれをつらつらと書きます。アイツ当たり前のこと言ってんなぁ〜〜という気持ちでお読みください。


語彙力がない!!というのは「オタク」を自称する人のよくある悩みだと思うんですよ。私も本当に語彙力がないです。

私は主に「歌ったり踊ったりする顔の綺麗な人間」が推しです。

推しを見る度に、今日も推しは本当にかわいくてかっこよくて美しくてこの世の宝だなぁ……と"""推し"""という存在に日々感謝をしつつ、そしてその推しの素晴らしさをできるだけ言葉にして残したいと思いながら生活しています。


だがしかし語彙力がない。「本当にかわいかった!!!!!」「めちゃくちゃに!!!!顔が!!!!!!かっこいい!!!!!!!」くらいしか言えない。

いやこれもこれで元気があって良いねぇ〜〜〜というある種の微笑ましさ、いとをかしさはあるとは思うんですが、後から自分で読み返して推しが一体どういう状態でどのようにかわいかったのか全然わからないんですよ。


少し前に「自分はただ長文でぎゃーぎゃー書いてるだけで全然推しについて言語化できてないのでは」というのに気付き1人で膝を抱えて反省会をしていました。 

takoyakitabetai.hatenablog.com

 
が、今回はもうちょっと具体的に「どうすれば推しの素晴らしさを言語化できるか」という手段に気付くことができた気がします。それも料理をしている時に突然。ありがとう白菜!ありがとう鶏肉!!

繰り返しになりますが、本当に「当たり前で基本的なこと」なので別に珍しくと何ともないことです。

そして全て私の持論です。専門家の方とかが見たらもっとすごいアンサーがあるとは思うんですが、とりあえずこの気付きを書かないと忘れてしまうので備忘録的なノリで書きたいと思います。
また、以下のことは全部「歌ったり踊ったりする顔の綺麗な人間」を褒め称える場合の話なので、いつでも使える万能の粉ではないと思います。その点ご了承ください。


推しについて文章で表現する方法って多分4パターンあると思うんだよ。

まず1つ目が、情景描写。推しがどういう場面でどういう動きをしたのかを客観的に言葉にする、とかそういうかんじ。

例えば
「宝塚のショーでね!男役さんが2階席を見るところがめっちゃやばいの!!」
よりも、

「大勢のタカラジェンヌが列をなして上手側から下手側へと銀橋の上を歩き、客席のファンと目を合わしながら1人1人捌けていく。そして1階席のファンに視線を送っているタカラジェンヌが多い中、列の最後を歩く月組男役トップスター・珠城りょうは舞台袖へと捌ける直前にフッと視線を2階席に向ける」

と書いたほうが「2階席見るところめっちゃやばい」の内容がより伝わるじゃないですか。それはそう。当たり前。例文が下手っぴなのは目を瞑っていただきたい……あんまり練習してないもので……ぐすん…………

(""銀橋""は宝塚の劇場にある「横に伸びた花道」みたいなやつだよ!調べてみてね!)


あと同じ「かわいい」でも

「宝塚娘役が明るい水色のふわっとしたワンピースを着こなし、茶目っ気たっぷりのウインクを客席に飛ばす」

の\かわいい〜〜〜〜!!!!/と、

「身長180越えのLDH男性アーティスト(自分用より年下)が""こないだすごくお腹空いててお弁当5つ食べちゃった""と語る」

の\かわいい〜〜〜〜!!!!/は全然違う種類の「かわいい」じゃないですか。それはそう。
だから「推しがめちゃくちゃかわいかった!!!!」だけではなく、どういう人物の推しが、どういう場面で、どんなことをしたのかをちゃんと書くのは本当に大事だなと。それはそう。当たり前。オタク興奮するといろいろふっ飛ばしがちなので…………


そして2つ目が、専門知識。これは推しが今踊っているのはどういうジャンルのダンスなのか、なんというステップなのか、みたいなやつ。歌もお芝居も私はよくわかんないんだけどきっとたくさんの技法があるんじゃないかな。

\すごくダンスが上手かった!!!!!/よりも、「これこれこういうジャンルのこういう振付がすごく素敵で」と書いたほうが推しの素晴らしさが伝わると思う。それはそう。

ただこれはそれを読んだ人も専門知識がないと文章の全てを理解できないというデメリットもある一方で、私は文章の理解うんぬんの前に「自分の脳みそのキャパオーバーを防ぐ」という絶対的な利点があると思う。


例えば「この料理を食べてみて」と言われた時に、専門知識がないと

「赤いスープだ、でもミネストローネじゃない……???なんだろ……あんまり食べたことない味だけどけっこう美味しいな……へぇ……」

となるところ、専門知識があれば

「あ、これボルシチだ!美味しい!」

と驚きの脳みそスッキリさになるんですよ。コンサート、ライブ、舞台等は次から次へといろんなことが起こるので、専門知識があることで「なんかよくわかんないけど!!!」モードが減って脳みそのキャパオーバーを防げると思うんですよね。

「専門知識」とか言うとうぎゃあそんな堅苦しいの無理だよ〜〜となるけど、さっきの宝塚の話だと「列の最後を歩いてる人」=\わかんないけどキラキラしたすごい衣装を着ているめちゃくちゃかっこいい男役さんだ!/ではなく「珠城りょう」だとわかる、これも専門知識だと思うんですよ。

そういうコンテンツを楽しむための専門知識を身に付ける、そしてそれを混ぜながら推しについて語れば、第三者から見ても推しの素晴らしさが伝わりやすくなる文章になるのかなぁと圧倒的"""それはそう"""なことを思いました。


3つ目は、比喩表現。これも先程の宝塚の列を挙げるんですが

「視線を2階席に向ける」

よりも

「まるで客席にあたたかさを残すかのように、視線を2階席に向ける」

みたいな表現にしたほうが、\たま様〜〜〜!!!!俺の親〜〜〜〜!!!!!/的な雰囲気が伝わるじゃないですか(※宝塚トップスターはあなたの親じゃありません)

ちょっと上記の例は比喩表現のお手本としてはうーーーんというかんじなので甘く見てほしいんですけど、とにかく私が言いたいのはもう我らの推しは「かわいい」の4文字じゃ背負いきれないくらいかわいいんですよ。
ただのかわいいじゃ力及ばすなんだから、比喩表現なりなんなり使って「推しのかわいさ」を背負える状態にしないと。


まるで陽だまりの中でたんぽぽが揺れているようなかわいさなのか、付きたてのお餅を一口頬張った時に無条件に口角が上がってしまうようなかわいさなのか、その姿を見て人々は祈り風はそよぎ星は静かに瞬くようなかわいさなのか、あなたの推しは一体どんな風にかわいいんですか!?というお話ですよ!!!

ここまで書くとさすがにくどいのでここぞという時にしか使えないとは思うんですが、やはり推しの溢れ出るかわいさを「かわいい」の4文字だけに背負わせるのは酷なことなので積極的に比喩表現のお勉強をしていきたいと思いました。


ちなみに私は「超絶ウルトラスーパーハイパーかわいい」みたいな表現をよく使うんですが、シンプルに頭悪そうだしきっと人によって「超絶ウルトラスーパーハイパー」の尺度は違うじゃないですか。なので比喩表現を使えばもっと伝わりやすいのかなという当たり前の気付きを得ました。それはそう。

でも「超絶ウルトラスーパーハイパーかわいい」を使うのが適切な状況というのもあると思うので、「超絶ウルトラスーパーハイパーかわいい」という気持ちは忘れず+αとしてのステップアップを目指したいと思います。 はい。

 

最後4つ目!!そんな推しを観て私はどう思ったか!!!!

ちょいと前に開催した大反省会が「私は推しのことを語らず""推しを見てどう思ったか""の自分語りしかしていない」という内容だったんですが、やっぱりある程度の自分語りは大事だよ。それはそう。
だって「私」が観た景色なんだもの、主観バリバリに入れていきましょうよ。

推しを観てどう思ったか、というのはいかに自分の感情を言語化できるかという話じゃないですか。

難しいよね〜〜自分の感情。まず「感情を自覚する」というところから難しいからね。(もしかして……これが……恋………????)みたいなの、オタクやってたらわりと素でありません??私こないだそれで大変なことになってしまったんですけど………(もしかしなくても:EXILEしょーきちさん)(バレンタインデーにしょーきちさんに会いたい!!!!!と喚くオタク)

まぁ私のしょーきちさんへの恋心は置いといて、感情の自覚というのはきっと「自分と丁寧に向き合う」みたいなのが大事だと思うので、だから日記とか書くのいいんじゃないかなぁ〜〜と思った。ちょっとチャレンジしてみようかな、効果が出るかはわかりませんがご期待ください。シンプルに日記書くの楽しいしね。わかる。


みたいなかんじで、以上私が思う「推しを語るための語彙力がほしい」のアンサーは

①情景描写
②専門知識
③比喩表現
④感情の言語化

です!!当たり前!!すごく当たり前!!!

きっと人によってどこが強い弱いあると思うので(私は④しかないのが大問題)、いろんな角度から推しを褒め称えることができたらいいなぁと思います。


あと別にTwitterが悪という話ではないのですが、Twitterで推しを語ろうとするとどうしても文字数を抑えようといろんな部分を削ぎ落としてしまうと思うんですよね。
短い言葉で推しの素晴らしさが伝わればそれはそれでいいんですがそんな高度なことは私にはできないので、ブログのような長文で書けるコンテンツでは意図的に推しの素晴らしさを端折らず語る練習をしていきたいなと思いました。

やってて良かったブログ!!ありがとう!!これからもよろしくお願いします!!!


ということで突然の気付き&大反省会再びでした。寝ます〜〜みなさま良い夢を〜〜〜

またね!


おわり