闘わなきゃLooser!

特技:ジャンルの反復横跳び

二次創作を始めたら世界が輝いて見える話

「逆に今までやってなかったんだね」という声もいただいておりますが、なんと!!わたくし!!ついに!!やっと!!とある作品の二次創作を始めました!!!わー!!!!

「二次創作」という公式に目を瞑っていただいているグレーゾーンの遊びを大声で\いいぞ!!!!!/と叫ぶのはちょっともにょる心情ではあるんですが、あまりにも世界が輝いて見えるので備忘録がてら今の気持ちを残しておきたい……
ということで私が二次創作を始めていかに超絶ウルトラハッピーなのかをつらつらと書きたいと思います。全て私の持論です。ご了承くださいませ。


一言で二次創作と言ってもいろいろありますが、今回私が指しているのは「誰かと誰かを妄想上でくっつけてにこにこする」タイプの二次創作です。
まず諸々の経緯をお伝えすると私は今まで上記のような二次創作を主食とするオタクではなかったんですよ。「二次創作をしたい」という思考回路はわかるし、この2人は二次創作で人気みたいなのもわかるんですが、自ら進んでバイキング会場で取りに行くようなかんじではなくて。
基本的に公式でカップリングになっているものを摂取したい、というスタンスだったので別に恋愛物が苦手というものではなく、恋愛要素を摂取したい場合は少女漫画や商業BLなど「公式で付き合っているもの」を楽しんでいました。


だがしかしとある作品のとあるキャラクターと出会ってしまいまして。まるで雷が落ちたかのような衝撃を受けて、ほーんなるほどねぇこの2人かぁうむうむと思ったわけですよ。
んでこの作品は多分オタクが10人いたら10人とも「超ビッグコンテンツじゃん」と言うくらいビッグコンテンツで、ここまで大手の作品かつ普通に絡みもあるからさぞpixivで盛り上がっているだろうなぁ~と検索してみたんです。

作品数、2桁!!10の位は1!!まじか!!!

いやあるだけ良かった、あるだけ良いよしかも2桁だよと思ったんですが、中身を見てみると投稿している方は「好きなCPの中の1つ」のような方が多くて、私が目を付けた2人をメインとして活動している方はいらっしゃらないように見えました。それと投稿日が普通に5年前とかで今は別ジャンルの創作をされている方とか。
いやTwitterランドにはあるかもしれんと思いそちらでも調べてみたら、継続的にその2人の話題を挙げている方は1人見つかりましたがそのくらいで。

その時感情が動いたのです。

「この2人は私が全身全霊をささげて付き合わせるしかない」と。


オタクたるものある日突然訪れる「自分が突き動かされる時」が来てしまったのです。よし、この2人(以下自カプ)を幸せにする物語を書くぞ。私は二次創作の文字書きになる!
私はなんやかんやでもう10年くらいブログやってるので文章を書くこと自体は慣れているのですが、自分で「物語」を作った経験はほとんどありませんでした。というかむしろ私は物語を作ることができない側の人間だと思っていました。

でも!!悠長にそんなことを言っている場合ではない!!俺が書かなきゃ誰が書くんだ!!自カプを幸せにできるのは俺だけなんだぞ!!!「できない」という思い込みで自分の可能性を狭めるな!!!!
と、息をするように諸々のアカウントを作り、小説を書くためのツールを落とし、さぁ書くぞとPCの前に座りました。


やばい、物語作るのめちゃめちゃむつかしい。

今までブログしか書いてこなかったので、自分の言葉を素直につらつら~~っと書けばまぁなんとか形にはなりました。でも二次創作となると当たり前ですが私ではなくキャラクターが軸なので、私自身がよく使うような言葉も「いやこの子はこんなこと言わない」と使える手札が制限されてしまう。
その少ない手札の中であれでもない、これでもないと洋服の試着をするかのように書いては消して繰り返すことは私にとっては初めての体験で、本当に難しいなと思いながらもまじでめちゃくちゃ楽しいじゃん!??とキラキラして見えたのです。

個人的なあれですが、1万字のブログ書くのと3000字の小説書くの大体かかる時間同じくらいです。というか今もちょいと久しぶりにブログ書いたら爆速で文章が進むから笑ってる。ブログあっという間に書けるな~~やべ~~!!

とくに難しいと思ったのは地の文ですね。会話文はなんとなくキャラクターが言いそうなことがイメージできるからわりとすんなり書けるけど、地の文ってそんな彼らを見守るような存在じゃないですか。んである程度自由度も高い。だから「この雰囲気を壊さない適切な表現」を探しながら地の文を書くのめっちゃ難しいし上手になりたいなと思ってます。


んで「プロットって何?」みたいな状態から何とかお話を書き上げました。創作する人って「自分の作品を楽しめる人」と「自分の作品を楽しめない人」に分かれると思うんですが、私は典型的な楽しめる側の人間で。
もうね、やばいんすよ自分の書いた小説。とことんめっちゃ私が好きそう~~~な要素で構成されているし、こういうの読みたかった~~!!!やば~~~~!!!が自分のPCの画面に映ってるんですよ。何??二次創作シャブすぎん??「二次創作は実質飛べる粉」とか言っちゃいそうなんですが??

この時本当に私の人生観が大きく変わって、「自分のほしいものって自分で作り出せるんだ」ということに気付いたんですよ。今までずっと受信側だった人生が、供給がないなら自分で作ればいいじゃない!!と景色が開けた瞬間で。
自分のほしいものは自分で生み出せるから、つまり「私が生きている」というだけで人生はめちゃくちゃに楽しいことが確定しているのでは??私が生きてれば自カプの作品が増えるの楽しすぎてやばない???とはしゃぎ、最終着地点としては「私が生きてるのが1番大事だからもっと健康に気を遣って元気に生きよう」に到着しました。二次創作始めただけで己の健康の話をしてしまった。まじで己の健康は大事。

そんなこんなで自カプ小説を書き上げた時点で「100点満点中8000点」くらいの楽しさを放っていたわけですが、せっかく書いたんだしとpixivに投稿してみたら先述した「Twitterランドで見つけた継続的に自カプの話題を挙げている方」があたたかい感想をくださいまして。えええ……そんなありがいことってある……???
正直一人で書いてるだけでもめちゃくちゃ楽しいんですが、やはり感想をいただくと「100点満点中9500点」くらいに跳ね上がりますね。やばいね。やばいんですよ。本当に感想の力ってすごいんですよ(小学生の作文)


もうそこからは見える景色が全く違うものになりました。目に映る景色全てが「自カプを書くためのネタ」に見える。ちょっとしたご飯、買い物、散歩、日々の仕事でさえも「創作時の参考になるかも」と新鮮な気持ちで世界を見れるようになりました。
なんなら「自カプならこっちを食べるかもしれない」と普段の自分だったら選択しなかったものをチョイスしたり、自カプの境遇に近い友人に「迷惑じゃなかったら〇〇について教えてほしいんだけど」と連絡を取ってそこからまた交友が広がったりと、二次創作を始めたことで私の世界も広がりました。

あと私はアイドル、宝塚歌劇団LDHが好きなんですけど、彼らの楽曲や作品を摂取して感じたことが創作にも活かせるかも、と趣味に対してもより意識して向き合うようになりました。
……えっもしかして今私「このブレスレットを身に付けてから次々と宝くじが!」みたいなテンションになってます?大丈夫?怪しい商売ではないです己の自カプの話です!!


なので二次創作たのしーー!!!たのしーーー!!!!というかんじで日々生きてるし、やはり良い文章を書くには良い文章を摂取しなくては!とシンプルに読書量も増えました。昨日もフォロワーおすすめの本をkindleで買った。まじで人生めちゃくちゃ楽しいです。

ちなみに今自信を持って言えることは、創作を始めて3週間目くらいで満を持して自カプを「付き合わせた」んですが、もう次の日とか\私は!!!自カプを付き合わせた女!!!!!/と無条件でにやにやしてしまって自己肯定感が爆上がりしました。
私がいつかやりたいことの1つに会社ですいません!と頭を下げながら(まぁ私貯金5000万円あるしな……)と内心思うってのがあるんですけど、実際「自カプを付き合わせた」は1000万くらいの貯金に匹敵するんじゃないかなと考えています。それくらい(まぁ私は自カプを付き合わせた女だから……)で跳ね返せるパワーがある。
自己肯定感が低くて悩んでいる方はとりあえず変な壺とかブレスレット買う前に、「自カプを付き合わせる」にチャレンジしてみるのが良いんじゃないかなと思います。超おすすめ。(※効果には個人差があります)


今のところ二次創作関連で1番嬉しかったのは、私が自カプについてぎゃーぎゃー騒ぐことで「Twitterランドで見つけた継続的に自カプの話題を挙げている方(以下同志さん)」も自カプの作品をpixivに上げてくださるようになったことです。
自分の書いた自カプが最高なのはもちろんですが、やっぱり他の方が描いた自カプでしか摂取できない栄養があるので。弊社の自カプは弊社の自カプ、御社の自カプは御社の自カプ。

というかオタクとして活動していく中で人間関係ってとてつもなく重要な要素だと思ってるんですが、私の創作活動において何より幸運だったのはこの同志さんがめちゃくちゃ素敵な方だということですね……
二次創作始めたばかりの人間にあたたかい感想をくださいますし、世の中には「感想を言ってほしくない側」の方がいるのは存じてるんですが同志さんは感想ウェルカム派のようで、\御社の自カプまじで超絶ウルトラ最高です!!!!!!!!!/の想いを届けても嫌な顔をされないのが本当にありがたくて……私は自カプへの感想が言いたい派だから……
毎日Twitterランドで自カプ名で検索して「おっ!今日も私と同志さんしか自カプの話しとらんな!けっこうけっこう!」の確認作業をしています。これはこれで愉快なんよ。楽しくやっております。というか他のワードとかぶらない検索しやすいCP名で良かったね(ほんとそれ)


私の今の願いとしては別に「公式で自カプが絡んでほしい」とかはとくになくて(あればあったで最高なんですけど)、とにかく\いつか!絶対!自カプを結婚させちゃるからなーー!!!/という想いで生きてるので自カプの結婚式を書き終えるまで私が元気でいてほしい……という感情のみですね。
自カプが話題になってほしい!とか自カプをかいてる人がもっと増えてほしい!とかも、まぁそりゃそうなればもちろん最高ですが優先順位としては「己の健康」かな……と。

ということで!私の言いたいこととしては!

みんなも!日々の健康に気を付けて!元気にオタクやろうね!!あと怪しい壺とかブレスレットを買う前に自カプを付き合わせてみよう!!!


以上です!!!またね!!!

おわり